さくらさくら2009

  • 26 千鳥が淵の月
    この季節だけは日本人に生まれてよかったと思う。

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2006年4月28日 (金)

試写会「ナイロビの蜂」

昨日は疲れてアップできませんでした。

2006年4月27日(木) 18:30~
九段会館
試写会「ナイロビの蜂」
原題:"The Constant Gardener"

上映時間:128分
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ他
原作:ジョン・ル・カレ

製作:英国、ドイツ
映画公式サイト:http://www.nairobi.jp/

レイチェル・ワイズ(ハムナプトラ)が本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞した映画を見てきました。
事前に内容まったくチェックしないで、情報としては会場でもらったチラシのみ。
「世界が絶賛した愛の奇跡」
「地の果てで、やっと君に帰る」
「雄大なアフリカの大地を舞台に、喪失感の只中に満ちてくる愛の奇跡」
「世界が絶賛し涙した、壮大なラブストーリー」
というコピーから予想していた「泣ける愛の物語」では全然なかった。
宣伝の方向、完全に間違ってますから。

以下ネタバレあります。

これはもし分類するとしたら、社会派ミステリーとでもいうか。

不慮の死をとげた妻(レイチェル・ワイズ)の行動とその動機を探るうちに、アフリカを舞台にした巨大な陰謀に気づく夫(レイフ・ファインズ)。

政治的な陰謀じゃありません。それだったらまだいい。
欧州の巨大医薬メーカーが新薬開発のためにアフリカの人々を治験対象に、といえば聞こえはいいが要するにタダ同然の人体実験だ。
奴隷制度がなくなってもいまだに先進国に搾取されているアフリカ、という構図には暗澹たる思いに。

はっきり言って、こないだの「マインドハンター」よりよっぽどドキドキハラハラした。ミステリーとしても上出来だし、確かに夫婦の愛の物語でもある。危機から夫を守ろうとした妻の深い愛に気づき、一人では太刀打ちできない巨悪の前に静かに自分の運命を受け容れるレイフ・ファインズの最後の姿は感動的。もちろんタダでは転ばない。最後の最後にちゃんとどんでん返しあります。

これ、ハリウッド映画だったらこんな救いのない終わり方しないと思う。やっぱり正義は勝つ、チャンチャン、みたいな。
一緒に見た友だちはカタルシスがなかった、と言って不満そうだったけど、わたしはそのしみじみしたところがよかった。
さすがにオスカー受賞しただけあって、レイチェル・ワイズの演技も素晴らしかった。アフリカの色彩豊かなロケも美しかった。フラッシュバックの使い方や映像の切り取り方もうまい。

だ~っと涙を流したい人向きじゃないけど、「いい映画」を見たい方にお勧め。

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