さくらさくら2009

  • 26 千鳥が淵の月
    この季節だけは日本人に生まれてよかったと思う。

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2006年8月18日 (金)

心は入れ替えたんですが

仕事が終わらなかった。

結局本日もシザー、まともに見ることができませんでした~(泣)
なんということだ。

職場を出たのがちょうど7時。もう始まってるってばさ。
それでもぎりぎり1幕最後の見せ場、ハサミなしエドワードの妄想ダンスは見られた。
今日はエドワード=リチャード・ウィンザーとキム=ハンナ・ヴァッサロの組み合わせでした。リチャードのエド、サムのと全然違う。見た目まで?

サムは見るからに繊細で傷つきやすそうで、いじめられやすそうな感じ。
リチャードは明るく天真爛漫で、ある種の人々にはそのナイーブさが気に障るタイプ。
半分しか見てないので、全体的なコメントはまたいずれ。来週リベンジのためチケット買い足しちゃったよ。

あ、やっぱり泡の雪ありました!カーテンコールでステージ端上部両側に2個、泡発生装置?があって天井から思いっきり降らせてましたね。前部5列目くらいまでの方は頭真っ白(笑)わたしはもうちょっと後ろだったんですが、かすかに風花が。何だろう?石鹸みたいな匂いしたけど。本物の石鹸の泡だったりして?

P8180160 2006年8月18日(金)
ゆうぽうと簡易保険ホール
マシュー・ボーン、ポストパフォーマンストーク

「シザーハンズ」終演後、5分間の休憩をはさみ開始。インタビュー形式じゃなくて、マシュー自身の希望により観客との質疑応答。

客席はほぼ満席(少なくとも1階は)。トーク前に帰る客はわずかで、2年前PPWのトークのときは、人が少なくて前の方に移動してくださいって言われたことを思い感慨深い。客席には前回の対談相手乗越たかおさんの姿もありました。
以下よく読めないメモより。大雑把に。

マシュー「今日はたくさんの方に見に来ていただいてありがとうございます。また30人くらいしか残ってくれないかと思ったのに、こんなにたくさん残ってくれてほっとした。来日公演としてはこれまで6つの作品を上演してきたが、繰り返し来てくれてる方もいるようでみなさんのサポート大変うれしく感謝している。今日はどんな質問でももしあれば聞いてください。カンパニーのこと、ダンサーのこと、この作品のこと、以前の作品のこと、ダンス一般について、その他なんでも」

Q:木の踊りがとても印象的なのですが、あの場面を思いつかれたきっかけと、なぜあんなに印象的なのか教えてください。
A:トピアリーの場面は映画でも印象的な場面なので舞台化するにあたり入れようと思った。エドワードのイマジネーションの世界、手がハサミではない普通の男の子みたいにキムと踊れたら。庭園の場面はまた、エドワードの芸術的なセンスも表している。

Q:(小さな女の子)わたしはダンスを習っています。タップも練習しています。どうしたらあなたのカンパニーで踊れますか?
A:練習を続けて。踊り続けていればいつかそういうチャンスもあるかもしれないから。

Q:この作品のメインテーマと、一番好きな場面を教えてください。
A:まず受容(tolerance)。自分と違うものを受け容れるということ。それからラブストーリー。外面にとらわれず内面の美しさを発見していくキムの物語。
好きな場面はたくさんあるが、さきほどの庭園、トピアリーの場面、次に氷の彫刻の場面、とてもシンプルで美しい。それからパーティの場面も好きだし、みんなが消えていくドラマティックなエンディングも。

Q:ダンスを習っています。ダンサーや振付家として一番大切なものは何だと思いますか?
A:To be yourself、自分自身であること。他の人の真似をしないこと。そして自分自身を表現すること。

Q:壁から現れるチアガールの場面はどうやって?
A:映画にもある。リビングで写真から妄想する場面。ご存知のとおりチアガールは手にポンポンを持っている。それを手だと思ってエドワードが親近感を持ったかもしれない。

Q:ロンドンで見たダンスとミュージカルの中で特に印象に残ったシザーハンズとメリー・ポピンズ、両方ともたまたまマシュー・ボーンさんの振付と知って驚いた。あなたにとってダンスとは?
A:まず物語を語るための手段であるということ。若い頃は演技の勉強もしたが、声を出して演技するというのがどうしてもダメで、ダンスの方が言葉なしでより深く自分を表現できると思った。それにmovementは世界共通なので、こうやって言葉の壁をこえてみなさんにもお見せして理解してもらえる。

Q:ダンスシーンが古いMGM映画みたいで好き。ところで床屋の看板「EDWARDO」ってなぜ最後にOがついているのですか?
A:芸名のようなもの。(ラテン系の綴りの方が芸術家っぽい?)

Q:今度は大阪公演もお願いします。映画からバレエにしようと思ったのはどうして?
A:音楽的で心に訴える映画だった。ミュージカルにしたらおもしろいと思った。印象的なイメージがたくさん。(読めない言葉)、髪の毛、郊外の家並み、、、。舞台版ではいくつか新しいキャラクターを追加した。

(あと一人で終了のアナウンス)

Q:さきほどメインテーマは受容と言いましたが、最後までエドワードは受け容れられないまま終わってしまう。皮肉なエンディングだと思いますが、別のエンディングは考えなかったのでしょうか?
A:あれはあれで完結している。映画とは違う終わり方になっている。別のパターンもいくつか考えた。そのうちのひとつは、最後に群集に襲われたエドワードがバラバラのパーツになってしまうというもの。でも自分はもうちょっと詩的にしたかった。何が起きたかはっきりわからないようなミステリアスな終わり方、びっくりさせるのも好きなので、実際このエンディングは非常に気に入っている。年老いたキムと雪も美しい。

マシュー:今日はありがとう。もし気に入ってもらえたら、ぜひお友だちにも勧めて。まだチケットは残っているから。またダブルキャストなので、別の日にまた来てもらえたら別のエドワード、別の組み合わせを楽しんでもらえるかもしれない。

以上、聞き違い、勘違い、記憶違いはご容赦ください。

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コメント

みとりさん、こんばんは~。先日はお久しぶりにお会いできて嬉しかったんですが、すぐ失礼してしまったのであまりゆっくりお話できませんでした~。さて、今夜(20日)の「シザー」観にいってきましたが、エドワード、サムでした!サム、よかったですよぉ~。私はやはり見た目もリチャードよりサムの方がエドワード向きだと思いますし、自信なくショボンとしていたり、妄想の中では生き生きと楽しそうに踊ったり、人々に乗せられて次第に調子に乗ったり・・・様々な表情を感じさせてくれて魅力的なとってもかわいいエドワードだった!それにしても・・・カーカム&スコットのオヤジーズは何度見てもおっかしくって・・大好き♪
今度、体調も良くって途中からじゃなく、サム=エドワードをご覧になられたら是非、感想を聞かせてくださーい♪

>Amiさん
お久しぶり~。体調?ああ、初日のは体調のせいじゃないんだけど^^;でもまあ、一種の体調不良かな(何を意味わかんないこと言ってんだか)
わたしもサムの方がオリジナルに近いような気がします。傷ついた表情なんか最高。<サド
今週末リベンジ鑑賞の予定。
今度こそちゃんと最初から最後までもらさずチェックしてきます!

>:まず受容(tolerance)。自分と違うものを受け容れるということ。
 
 これ、ロンドンで観たとき強く感じました。日本人にも訴えるテーマだと思います。

>守屋さん
わ~、いらっしゃいませ。いつもお世話になってます ^^
こちらにも来ていただけてうれしいです。
受容、普遍的な課題ですね。
それさえできれば個人的にも国際的にも解決できることたくさんあるような。
最後の質問者の指摘のように、確かにエドワードはキム以外の人々から拒絶されたまま終わってしまうのですが、もしかしたらその人々の心にも何か(後悔とか反省とかお詫びとか)残したかもしれないな、と想像させる静かなエンディングでした。
また明日見てきます。

ところでロンドンでも泡の雪は降ったのでしょうか?

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