さくらさくら2009

  • 26 千鳥が淵の月
    この季節だけは日本人に生まれてよかったと思う。

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2006年8月 3日 (木)

ジブリ版ゲド戦記

ジブリ公式サイト
http://www.ghibli.jp/

ゲド情報公式サイト
http://www.ghibli.jp/ged/

いつもは注目の映画は基本的に封切り日にチェックするんですが、先週末はどうも気分が乗らなくてパス。
今日のレディースデイでやっと見てきました。

見る前はいろいろ不安があったし、始まって前半ちょっと単調でうとうとしたり(^^;)しましたが、ハイタカがアレンを連れてテナーの家を訪れたところで面子がそろったあたりから、俄然テンポよく。

以下あまりネタバレにならない程度に?

まずね~、これはお子様にはけっこうつらいと思います。少なくとも小学校高学年、原作を自力で読めるくらいの年齢でないと、ちょい難解かも。
では原作ファン向けマニアックかというとさにあらず。

実は原作を最後に読んだのが10年以上前。
どんなお話だったか、はい、完璧忘れてます(笑)
でもね、ものすごくおもしろくて気にいってシリーズ一気に読んだ記憶があるから、見ればきっと思い出すだろうと思ったのね。ところが。

見ても見ても、思い出さない。っていうか、こんな話だっけ~??
最後まで思い出せなくて、帰りに売店で原作並んでたからパラパラめくってみたけど、やっぱり全然違う!!

でもよくなかったわけじゃありません。

いいえ、それどころか予想をはるかに上回って良い作品でした。
吾郎さん、りっぱな監督デビューです。おみそれしました~。

後半、捕らえられたハイタカとテナーを救出するためにやってきたアレンとテルーのカットを見て、どうして原作に第3部を選んだかがわかりました。
少年と少女のヒーロー&ヒロイン、ジブリだけじゃない、アニメの常道じゃないですか。オーソドックスだけど、このパターンはずせない。

それとお待ちかね、フライング・シーン、今回はすごく短いけどとっても印象的な場面になりました。なるほどドラゴンの視界とはこんなものか。

もうひとつ特筆すべきは、テルーの声も務める手嶋(字が出ない)葵さんの歌声です!挿入歌「テルーの歌」は鳥肌ものです。アカペラであんな風に歌える人いませんよ。泣きますよ~。

眠いので続きはまた明日。

【追記】
ちゃんと書いてる暇なさそうなので、これだけ。

この映画には東映動画全盛期のアニメを知っている世代にはとてもうれしく懐かしく感じるシーンがいっぱいあります。
「長靴をはいた猫」「宇宙旅行ガリバー」「太陽の王子ホルスの冒険」…。
宮崎駿&高畑勲さん世代のアニメ魂がしっかり受け継がれている、そのことにとても感動しました。

原作にはない場面、原作にはいないキャラ、原作というより原案といった方がより正確かもしれないけど、原作のスピリットは確かに息づいてる。こういう作り方もあるんですね。
ゲドの顔の傷の説明はいっさいなし。ラストシーンでテルーが○○○○に変身する訳もいっさい説明なし。原作5冊と外伝までカバーしたお話になってるので、もしかしたら意味不明で取り残される観客も多いかなぁ。ごめんなさい。(ってなんでわたしが)

でも想像してうめてください。映画で描かれてない場面。
そう、観客のイマジネーションと、この世界のバランスを感じ取るセンスが試されてるんですよ。金払って労力使いたくないって人には向きません。

原作もそうだもん。
楽して楽しめる本じゃない。わたしもちゃんと読めるようになるまでちょっと時間かかった口。

ル・グインと清水真砂子さんが認めたんだからね。原作ファンを決してがっかりさせないことはわたしが保証しますです。

なんか不評の方を多く目にしますが、迷ってる方はぜひ見てみてください。お願い。

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コメント

昨日のレディースデイに観てきました。
私は好きです。原作を知らなくても、あれはあれでよかったと思います。
映画館がウルトラ寒くて、途中退席したりで、内容を把握出来ていない箇所も多いのですが、ナウシカやラピュタに共通するものを多く感じました。
ハイタカの言葉は重みがありましたね。言葉そのものが素晴らしいというだけでなく、声優が菅原文太だったから説得力も増したと思います。ハイタカは、ナウシカでのユパを、「真の名前」や太古の言葉が、力を発揮するという点は、ラピュタを彷彿とさせるなぁと思って鑑賞しました。ドラゴンのウロコに、オームの甲冑を想起させられたのは、私だけでしょうか(^^;
ゲド戦記が、指輪物語やナルニア国物語と並んで、傑作長編ファンタジーとして称される作品だというのも知りませんでした。
もう少し時間が出来た頃、第一巻から通して読んでみたいと思っています。

>poplarさん
原作を知らなくても楽しんでいただけたというお言葉とてもうれしいです!(だからなんでわたしが)
そうそう、元々のテーマがナウシカやラピュタと共通するものがあるんですよ。この世界は生きとし生きるものすべての均衡の上に成り立っているという。もうひとつは人間という生き物。その弱さと強さ、醜さと愛しさ。光と影を重層的に描きながら、最後は人間に対する信頼と希望へとつなげていく。
原作者から、映像化するなら宮崎駿にとご指名があったのも頷けますね。
ディズニーやピクサーみたいにわかりやすくて万人向けとは言いがたいですが、できるだけ多くの方に見ていただきたい。できれば閉塞感にとらわれている若い方にぜひ見ていただきたいです。

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