さくらさくら2009

  • 26 千鳥が淵の月
    この季節だけは日本人に生まれてよかったと思う。

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2007年2月 4日 (日)

レニングラードバレエ「バヤデルカ」

やっと今年の初バレエです。

いろいろあって、この冬のレニングラードはあきらめるつもりでいたんだけど、最後の最後にどうにも我慢できなくて行っちゃいました。ルジさんゲストの「バヤデルカ」。

2007年2月4日(日) 15:00~
オーチャードホール
レニングラードバレエ
「バヤデルカ」
ソロル:ファルフ・ルジマートフ
ニキヤ:オクサナ・シェスタコワ
ガムザッティ:エレーナ・エフセーエワ

ルジさんは特別神がかり的な出来ではなかったけれど、全体的に丁寧に愛しむように踊ってたように見えました。
なんだかんだ言ってもこの人の舞台が一番安心して見られるんだな。
絶対に期待を裏切らない、予想以上ではあっても以下ってことはない。たとえ調子悪くてもそれなりに満足させてくれる見せ場をちゃんと持ってきてくれる。
見終わって何十回目かで思う。わたし、なんでこの人一筋でいられなかったかな?
そうできてたら、今ごろいろんな意味で楽だったのに。

言っても詮無いこと。

今日のソロルは、とても「弱い男」でした。あくまでもわたしの目にはってことですよ。
ニキヤを心から愛してる。だけど上司の言いつけにも逆らえない。ガムザッティの美しさにも心が揺らぐ。自分でも情けないけどどうしようもない。
婚約式で毒蛇にかまれたニキヤが最後の望みをかけて差し伸べた手を見て、小さくかぶりをふるソロル。その瞬間捨てられた恋人は絶望して毒消しを投げ捨てる。絶命したニキヤを抱きしめてももう遅い。
影の王国で再会したニキヤは、激しく後悔し許しを請うソロルにあくまでも無表情で、最後まで許しを与えることはなかった。(このへんは、同じように恋人の裏切りで死んだジゼルが死の世界でもなおアルブレヒトを愛し続け赦すのとは対照的)
そうでないと3幕の寺院崩壊まで結びつかない。最後は自分の罪深さを知って自ら崩れ落ちる寺院の中に飛び込んでいくようだった。

バヤデルカ(ラ・バヤデール)見るの何回目だろう。ルジさんの場合は、相手役にもよるけど、毎回別の物語が見えてくるのが楽しみ。今回はこの1回しか見られなかったけど、前日のペレンちゃん@ニキヤとの舞台もよかったみたい。

シェスタコワのニキヤは初めて見た。考えてみたら去年もレニ国冬公演はシルフしか見てないのだった。これまではいつもガムザッティ役でしか見たことなかったから、どうかな?と思ってたけど、たおやかで美しく、熱い思いも秘めたりっぱな?ニキヤでした。
大僧正の求愛がすごかった。あらゆる金銀財宝も与えるし、もし望むならその地位さえも捨てようという必死さ。バヤデルカ(舞姫)たちの衣装がなんだか豪華になってて、僧正を取り囲んで踊るシーンでは、ハーレム状態(笑) ニキヤの衣装もやけにキラキラしてたなー。耳の横の白いお花にまで金糸の刺繍かスパンコール入ってた。

エフセーエワのガムが怖くて~(笑)縦ロールにつんと上がったあごのライン。絵に描いたような少女漫画の意地悪でわがままなお嬢様キャラ。ニキヤを呼びつけてソロルをあきらめるように迫るシーンでは、確かシェスタコワのガムでは、最初はちょっと懇願するように手を合わせたり、少しはかわいらしさもあったと思うのだけど、今日のガムはひたすら高飛車。対するシェスタコワも激しい!思いっきり突き飛ばすからエフセーエワ2回も吹っ飛んでた(笑)いや~、こんなところ見たらソロルも引くよね ^^;;
後半のニキヤ毒殺から結婚式での気持ちの動きは、シェスタコワの方が細やかに表現してたと思うけど、あくまでも自分の欲望に忠実でそれを阻むものの存在を認めないガムザッティもありかなと思った。
ソロルとのパ・ド・ドゥは華やかに、32回転も安定してました。

全体的に音楽が平板だったのがちょっと残念。

毎度ながら、ルジさんの舞台についてはいろいろ感じることが多くてまとめきれないので、こんなところで。

もらったチラシの中で気になる公演。まずは次のルジ公演。ネットの話題では目にしてたけど、具体的にはこのチラシ見るまで知らなかった。

ルジマートフのすべて
演目:ボレロ、阿修羅

出演:ファルフ・ルジマトフ、ロサリオ・カストロ・ロメロ、リカルド・カストロ・ロメロ、イリーナ・ペレン、エレーナ・エフセーエワ、ミハイル・シヴァコフ他(予定)
2007年6月29日(金)、30日(土) 新国立劇場中ホール
2007年7月2日(月) 東京国際フォーラム(C)
S席 13000円、A席11000円(東京国際フォーラムのみ)
一般発売:2007年4月13日(金)

キエフバレエ公演にゲスト出演
2007年12月4日(火)、5日(水) オーチャードホール
「ライモンダ」でアブデラーマン!

いずれも光藍社でFAXによる先行予約受付中。
次は阿修羅ですか。阿修羅ですか。ふうむ。<何だよ
その次は12月だなんて。今からチケット買えって、そんな無茶な。

その他いろいろ。

NBAバレエ公演
バレエ・リュスの夕べ
「ショピニアーナ」「バラの精」「ラ・カルナバル」「ポロヴェッツ人の踊り」
2007年2月24日(土)、25日(日)
メルパルクホール
S席9000円 A席8000円 B席7000円

昨年の夏、ムーヴィンアウトで目を奪ったラスタ・トーマスが「ショピニアーナ」と「バラの精」を踊ります。

THE IMPERIAL ICE STARS
SWAN LAKE ON ICE

2007年8月29日(水)~9月9日(日) 厚生年金会館
S席11500円 A席9000円 B席7000円
一般発売:2007年3月17日(土)

これって毎年サドラーズで冬に公演してるやつでしょうかね。JUMPといい、サドラーズの舞台が次々やってくるなぁ。

この他、すでに話題にしてて前売り中、できれば見たいと思っているニーナのドンキ(7月26日~28日)、オーストラリアバレエの白鳥(7月13日~14日)とか。オージーバレエは白鳥だけのつもりだったけど、e+Theatrix オーストラリア・バレエ団特集ページ見たら、

『「眠れる森の美女」は、『ナルニア国物語』や『ロード・オブ・ザ・リング』といったファンタジーの要素も取り入れた作品になっているんだ』(マシュー・ローレンス)

なんて書いてあるからガゼン興味が。でも白鳥だけでも実はきびしいんだけど。

あとは3月、新国立でブベニチェク兄弟&マリアニエス・ジロー、竹島由美子「春の祭典」(3/13)「レクイエム」(3/14)かな~。これも気にはなるけど、スケジュール的にかなりびみょー。

新国といえば、1月末で締め切った愛称募集、いちおう応募しましたよ♪
発表は3月末日。まあ、無理とは思うけど、記念品くらいもらえたらうれしいな ^^;

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