さくらさくら2009

  • 26 千鳥が淵の月
    この季節だけは日本人に生まれてよかったと思う。

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2009年9月19日 (土)

明日から大阪公演

Elle Japonのサイト、立田敦子さんのブログに千秋楽?楽屋のアダム&ウィル写真と記事がアップされています。→こちら。(リンク文字化けしてたので修正しました)

アダム、オフは築地でお鮨か~(笑)

怒涛のように東京公演が過ぎ去って、大阪公演までの間に今回の印象とロンドン初演との比較とか、ゆっくり思い出しながら何か書いてみようかと思ってましたが、思ったより脱力しちゃってダメでした

でも明日になる前にもう少しだけ。

今回何が驚いたって、アダムがやせてたこと。春のマリファント公演や7月の「Shall We Dance」を見てきた友だちからの報告では、その時点ではまだダンサーの体型じゃないみたいなこと聞いてたし、今は亡きアンコールジャパンのオーディション風景の画像とか見る限りでもあまり期待できないと思ってただけに、予想以上にスマートになってたからびっくりしたの。3年前のG&Dのときより絞れてるかも?顔は絶対ちっちゃくなってる。

ただそれが意図的に絞ったのか、夏場に弱いアダムのことなのでShall We~公演の間にやせちゃったのかはわかりません。ロンドン友によると、アダム座長公演ということもあり、かなり気合入ってたみたいなんで。

いや、うれしいんだけどね。またすっきりとしたアダムに会えて。ちゃんと踊れるってわかって。正直なところ、5年前と同じように、あるいはバレエダンサーのように踊れるのかどうか危ぶんでたから。初日こそちょっと重たげだった動きが、日を追うごとにきびきびと、回転は安定し、ジャンプも余裕もって跳べるようになっていったのは、それだけである意味感動的ですらありました。

なんだ~、やればできるじゃん(笑)

もうここんとこずっとミュージカルのお仕事が続いてたから、もうちゃんと踊る気ないのかとまで思ってました。よかった

アダムの長い手足を生かしたゆったりとした振付、特に婚約者との切ないパドゥドゥは5年前と同じかそれ以上に胸を打ったし、それより何より、音楽のとらえ方と表現力!これぞアダムの踊りの真髄と言っていいと思うんですが、その的確さはもはやアダムの肉体がひとつの楽器になって音楽と一体になったかのようです。本当に久しぶりにアダムらしい踊りが見られて心からうれしく思いました。

少しだけ力強さが失われたような気がするけど、この兵士はかなりへなちょこなのでこの程度でちょうどいいのかもしれません。

初演とは振付や演出もけっこう変わってて、元々演劇的な要素が大きいとは思ってましたが、ロンドン初演版では「演劇的なダンス公演」だったのが、「ダンスのある演劇」に変化したような印象を受けました。これは他のアダム友とも意見が一致したところです。

ただ何分5年も前に見た舞台なので、どこがどう変わったとか細かいことは、本当に変わったのか、単にわたしの記憶にないだけなのかちょっとはっきりしません。

舞台装置見てまず思ったことは、あの狭いリンバリーのセットを横幅広い新国立の舞台によく合わせたなってこと。やっぱり横長にちょっと間延びした感は否めませんが、うまく調整したものです。特にオケピ。リンバリーのはほんとに小さくて、囲炉裏程度しかなく(ちょっと大げさか)7人のプレイヤーと指揮者が肩をぶつけ合うようにひしめき合ってたと思うんですが、新国立のはゆったりしてましたね~。

開演前から芝居が始まってるというのは、前からそうだったと思いますが、指揮者が気弱でアルコール依存症で、ウィルに追い立てられて転がり落ちるようにオケピに入る(見えないけど最後はほんとに転んでた?)なんて演出はなかったと思います。

あまり自信がないけど、踊りの振付もところどころ変更や追加や削除があったみたい。はっきり違うんじゃないか?と思ったのは2幕の兵士+王女+王様の踊り。もっと盆踊りっぽかったと思うんだけど。へんてこな踊りには違いない(笑) アダム友によると最初の兵士の旅の踊りも短めらしいんだけど、わたしはちょっと記憶なし。

脚本はたぶん変わってないと思うんですが、途中で何度か字幕が変わりましたね。気がついたのは「二つの幸せ」は、「cancel out」ってところ。最初は「相殺される」だったのが単純に「ない」、最後は「消えてなくなる」でした。毎日ちょっとずつ微調整してたんですかね。気がつかなかったけど。それなら「Your Highness」を「妃殿下」っていうのはまだ結婚してない王女を呼ぶにはふさわしくないと思うのだけど。(重箱の隅つつき)

演出の変化なのか、以前は見えなかったものが見えるようになったか、初演に比べて「セックスと暴力」という「Unmorality(不道徳)」がよりわかりやすく強調されていると感じました。ラストシーンで悪魔が王女を犯す場面は初演時にはなかったものです。(もっともこれちょっと自信なかったんだけど、一緒にロンドン公演見た他のアダム友もそう言ってたから間違いないと思う)

全体的にメイクは薄めだったかな。初演では特にアダムとウィルは原型留めないくらいの歌舞伎メイクだったんで。悪魔の毛ももっと毛深かったような。

2005年の再演は見てないので、どこでどう変わったはっきりとはわかりません。

あとひとつ、今回とても印象に残ったこと。

アダムってまだけっこう人気あったんだ。(爆)

思ったより座席埋まってたし、前公演満席とまではいきませんが、サイドと後ろ3列くらい空いてるのはほかのバレエや演劇でもありがちだし。急に決まって、チケットの売り出しから1か月あまりでこのくらいだったら興行的にはまあまあなのではないでしょうか。主催者に確認したわけではないから、よくわからないけど。

まだいろいろ細かいことあるけど、大阪で再確認してからにします。

回り道したけど、踊る世界に戻ってきてくれてうれしかったよ、アダム。
これからまた振付やミュージカルのお仕事が続くとしても、基本はダンサーだってこと、忘れないでね。

あ、もうひとつ。演劇的→演劇、と思った理由のひとつはアダムの声。なんだかすっかり役者の声になっちゃって なっちゃって、っていうのは不適切かもしれないけど、いかにも素人くさいセリフ回しが初々しいというか素朴な兵士の役柄にぴったりと思ったので、なんか普通にプロっぽくなってしまったのがちょっとね。これ、普通のファンならその成長を喜ぶところ?? 伊達にミュージカルの主役はってきたわけじゃない…ってわけね。

ウィルもだけど、ウィルはなぜかあまり気にならない。ゼナイダさんは最後の短いダイアローグのみ。後は顔芸(笑)と、体の柔軟性、そしてさすがはプリンシパルの実力、素晴らしい跳躍をはじめとするダイナミックな踊りで、セリフのない表現力もばっちり。アダムだってそうできるはずだと思うんだけどね。う~む。

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