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2005年11月19日 (土)

あくまでも完璧な

順番違いますが感想はまず「ボレロ」から。

最後って、最後って、あんなに余裕たっぷりに踊ってるのになぜ最後にしなきゃいけないのか全然意味わかんないですけど、もう20年も踊ってきてトレードマークみたいになっちゃってるのを一度リセットしたかったのかな、と思います。
白鳥も10周年でしたが、考えてみたらわたしもバレエ鑑賞10周年、そして最初の生バレエがシルヴィ・ギエムの「ボレロ」でした。それを思うとやや感無量。
その後も何度か見てますが、さすがに初見の時のインパクトはないものの、見るたびにヤラレタ!と思ってしまうのは単に忘れっぽいからだけじゃないと思う。
ボレロの油断ならないところは、最初地味~に始まった音楽が意識しないうちに少しずつ音色を増やし、少しずつ巻き込まれていく「リズム」たちが増えていき、はっと気がついたときは見てる自分も「メロディ」のコントロール化に置かれてるってこと。
他のダンサーで見たことがないので比べられないのだけど、シルヴィのメロディはあくまで冷静で自分を失わず、ダンスの喜びや陶酔に身をまかせることがない。あんなに完璧にクリアに踊られちゃあ。あれでどうして無味乾燥にならないでいられるのか不思議なんだけども。きっちり計算され、いいように翻弄されてしまう。
予想どおり今日もヤラレました。
ただ、初めて見たときは何だかわからない感情のうねりに否応なしに引きずり込まれる感覚で、当時のメモ(正確にはメールのログ)によると「最後の方はなんか自分もいっしょに気持ちが高揚して、気がついたら終ってて、わたしは泣いてました」という体験があるんですが、今回は泣くような感情の高ぶりはなくて代わりに「う~ん、すごい!」とひたすら感服。
これをもう一回まだ見られる(Bプロ)んだわ、うれしい。

しかしシャーマン・シルヴィ見ても思わず「まるちりだ…」とつぶやいている自分、重症にもほどがある。

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